Amazon FBAを利用している出品者の中で、購入者からの返品に困っていない人っていませんか?
いたら弟子入りしたいです(絶対いないと思ってます(笑))。
私は過去に1ヶ月で12万円以上の返品を喰らったことがあります。
それもほとんどが購入者都合。
この記事では2021年にトータル約45万円の返品を受けた運営者が、実際の返品事例を共有しながら返品対策を解説しています。
2021年度 返品件数と返金総額
返品件数
毎月毎月、なんでこんなに返品が多いんでしょうね〜
返品されていない月の方が多いんです。
2021年に返品された商品は全部で32件。
返品された商品のうち、FBA在庫に自動反映されたのは8件でした。
つまり、24/32件 75%が開封後に返品されたことになります。
返金総額
2021年1月〜12月までの各月の返金額です。載せてない月もありますが、
総額にすると45万円以上でした。
年間で3400万円の売上ですが、利益率は15〜20%程度なので決して高くはないんです。
なので返金額がこれほど多いと堪えます・・
返品された確率
ちなみに返品率は販売数を元に計算すると
32/3391=0.9% ▶︎ 100個販売したら1個返品が出るかどうかくらいの確率でした。
【驚愕!普通に詐欺だろ!】
私は過去にトレーディングカードをレアカードだけ抜き取って返品されたことがあります。
被害額は約6万円にもなりました。
返送された商品を確認すると驚きの光景が!
なんとパックの上部または下部に切り込みが入れられていて、明らかにすり替えられた形跡があったのです。
これは商品の価値が0になってもいいので、私は全てのパックを確認することにしました。
中には未開封のパックもありましたが、「ある一つの共通点」を見つけました。
未開封パックの中身は全て「ノーマルカード」だったのです。
この時に初めて知ったのですが、パックは「サーチができる」のです。
レアカードは光沢があり、それに金属探知機が反応するんだそうです。
遊楽者の店長さんがYouTubeで紹介されていますね。
これを知った時には本当に驚きました。
(※ネットでパック売りされている商品はサーチされている可能性があるので、信用度の低いショップから購入するのはやめましょう)
つまり犯人はパック一つ一つをまず金属探知機でサーチし、反応があったパックだけを開封して、レアカードを抜き取ったと思われます(というか確実に)。
今回の件は流石に見過ごせないということでAmazon様に相談しました。
ただ単に口頭で補填をお願いするだけでは説得力に欠けると思い、下記のような資料を提出しました。
結論、返送された商品の全てが補填されました!
これまで返品商品は泣き寝入りしかないと思っていましたが、全てを受け入れる必要はないです!
説得するための資料等は必要になっても、被害額が大きい場合はとことん物申しましょう!
返品されないための対策
シリアル番号を控えているように見せかける
FBA納品する際に、必ず貼付しているシールがこちら
これをFBA商品に1枚1枚貼るだけでも多少の効果はあると思います。
私はこれまでAmazon FBAで3000個以上の商品を販売してきましたが、消耗品の返品は一度もありません。偶然かもしれませんが。
ちなみに「2021年6月25日より、トレーディングカードは、お客様都合による返品・交換は承りません」と規約が変更になりましたが、アテにしてはいけません。
イチャモンをつけて出品者都合にされたり、カスタマーセンターに電話で依頼するとトレーディングカードでも簡単に返品ができるようです。
高額商品はFBAには入れない
そもそも返品されて大ダメージを受ける商品をFBAに入れることは危険です。
私はマイルールとして、単価2万円以上の商品は全て自己発送にしています。
ちなみに自己発送にすると返品されても返金額を自分で設定できるので、ダメージを最小化することができます。
返金額の決め方はこちらの記事を参考にしてみてください。
返品手順は7つ!【Amazon自己発送】返品対応と返金額の決め方
返品された後の対応
メーカーの修理報告書を添付してメルカリで売る
初期不良の場合に限りますが
例えば電化製品の場合、保証期間内であることが多いです。
そんな時はまず、保証書を使って修理に出しましょう。
私の経験上、「異常無し」で返ってくることが多いので覚悟しておいてください(笑)。
それはさておき、商品と一緒に返送される「修理報告書」が貴重なんです。
画像のように、写真を掲載し
説明欄には「一度動作不良かと思いメーカーへ修理を出しましたが、異常が見つかりませんでした」
的なことを記載しておけば、新品の相場付近で売れます。
想定外のことが起きても、被害を最小限に食い止めましょう。
Amazonにゴネる
ゴネるのは悪質な場合の時に限り、行うようにしましょう。
Amazonのプラットフォームを利用している限り、何でもかんでも補填しろと求めるとブラックリストに載せられるかもしれません(ブラックリストが存在するのかは確かではありません)。
Amazonに相談する場合は、Amazonセラーセントラルのの「ヘルプ」より、状況を説明して補填してもらうように依頼しましょう。
メール、チャット、電話のいずれかで対応してもらえます。
私は資料を送りたかったので、メールで送りました。
すぐに返事が欲しい場合は、チャットか電話で対応してもらうのがいいと思います。
泣き寝入り
泣き寝入りは一番取りたくない選択肢ですよね。
労力も考慮すると私はこの泣き寝入りするパターンがほとんどでした。
ですが今ではFBAをほとんど利用していません。
約95%が自己発送です。
売り上げの低下を心配していましたが、意外と落ちませんでした。
最近は自己発送でもカートをくれることが多く、尚更FBAに入れなくていいやんって思うようになりました。
梱包の手間が省ける。というメリットもFBAには確かにありますが、年間5000万くらいまでなら自分一人でもやっていけそうです。
売り上げがもっと増えた場合には、大学生や主婦の方に手伝ってもらって、FBAの費用をアルバイト代に使えばいいかなと思っています。
まとめ
・高額商品はFBAには入れない
・悪質な返品は必ずAmazonに相談する
・シリアル番号記載の防犯シールを貼付する
・初期不良の疑いのある商品はすぐにメーカー修理へ出す→メルカリで出品