Amazon販売

【FBAシミュレーター】実際の利益となぜ合わない?

なぜ実際の利益と合わない?

・FBAシミュレーターを使ってるけど、なーんか想定していた利益より少ない

・トランザクションから入金額を確認したら、手数料が10%以上引かれてた

・え?薄利多売でやってるから入金が想定より少ないと困る。。。

なぜこのようなことが起こるのか?

結論から言うと

FBAシミュレーターで表示される手数料には+消費税が発生するから

です。

意外と知らない人が多い印象ですね。

FBAシミュレーターでは、消費税込みで表示されている数値と、税抜で表示されている数値があります。

混在しているのがややこしいですね。。。

消費税が発生することを知らずに仕入れていると、思ったより利益が少なくなるのは当然です。

この記事ではAmazonに支払う手数料の内訳と表示されていない金額について解説しています。

想定した利益と乖離のないように簡単な計算方法も紹介していますので是非最後までご覧ください。

なぜ、実際の利益とずれる?

冒頭でも述べましたが

FBAシミュレーターで表示されるAmazon手数料の中で反映されていない金額があるからです。

皆さんは下記の商品を見つけた際、仕入れますか?それともスルーしますか?

販売価格:88000円

仕入れ値:77200円

FBAシミュレーター上の利益:1535円

FBAシミュレーター

尚、この商品は人気商品で回転が早く、1日以内には売り切れると想定します。

販売手数料は10%

仕入れ値は77200円で、FBAでも自己発送でもどちらでもOKにします。

決断されましたか?

種明かしの前にAmazon手数料について解説していきます。

Amazon手数料は大きく分けて3種類あります。

①販売手数料(税抜)

②配送代行手数料(税込)

③在庫保管手数料(税抜)

①販売手数料(税抜)

これは商品が販売される毎に課せられます。

FBAシミュレーター販売手数料

手数料は8%〜15%までに設定されていて、商品毎に自動で計算されます。

仮に販売手数料が10%の場合、表記は税抜での表示なので正確には消費税込みで11%の販売手数料が発生します。

販売手数料が8%の場合は8.8%15%の場合は16.5%ですね。

大したことないと思われるかもしれませんが、商品単価が高額であったり販売数が多くなってきたりすると決して無視できない数値になってきます。

必ず利益計算をする際は消費税込みでの計算を習慣づけるようにしましょう。

②配送代行手数料(税込)

FBAシミュレーターで唯一、税込で表記されているのが「配送代行手数料」です。

FBAシミュレーター配送代行手数料

これは「FBAから購入者への送料」と考えれば大丈夫です。

FBAを利用しない場合は配送代行手数料は発生しないので無視で構いません。

③在庫保管手数料(税抜)

これも税抜表記です。

FBAシミュレーター在庫保管手数料

FBAに商品を送っている人は商品の大きさと個数毎に、日割りで在庫保管手数料が発生します。

FBAシミュレーターで表示されている数値は、1ヶ月保管した時の費用です。

これに+10%の消費税がかかります(画像では31円+3.1円=34.1円かかる計算)。

FBAで保管している商品が多くなるほどこの費用も無視できませんね。

以上を踏まえた上でもう一度画像をご覧ください。

販売価格:88000円

仕入れ値:77200円

FBAシミュレーター上の利益:1535円

FBAシミュレーター

どうでしょうか?仕入れますか?私なら仕入れません。

税込表記で再度計算したとして、

販売手数料が8800円→9680円

在庫保管手数料が31円→34円

正確なAmazon販売手数料は【9680円+434円+34円】=10148円

FBAシミュレーター上では【8800円+434円+31円】=9265円だったので

その差は883円

実際の利益はここから883円引かれるので、652円にまで減少してしまいます。

FBAに発送するコストなどを考慮すると、とても仕入れられる商品ではありませんね。

もしかしたら

高還元のクレジットカードを使えばもっと利益は取れる!

ということで仕入れ対象になる人もいるかもしれません。

何にせよ、消費税がかかってることを知って仕入れているのと、知らないで仕入れているのとでは大違いということを本記事ではお伝えしたいのです。

Amazon手数料計算方法

FBAシミュレーターを見ながら計算する場合

正確な販売手数料を計算する方法はめちゃくちゃ簡単です。

FBAシミュレーター販売手数料

FBAシミュレーターで出てきた赤枠の値に、1.1をかけるだけです。

実際にトランザクションを開いて、販売手数料が正しく計算されているか見てみましょう。

(※画像は上記とは別の商品です)

Amazonセラーセントラル トランザクション

販売価格は「商品価格合計」「その他」合算です。

この商品は自己発送で8800円で販売しました。

FBAは使用しておらず、在庫保管手数料がかかりませんので販売手数料のみが販売価格より引かれます。

8800円✖️11%=968円と、電卓を弾けばすぐに出ます。

モノによっては暗算でも出せそうですね。

FBAで保管してもらう場合は、在庫保管手数料にも1.1をかけた金額を費用として算出しましょう。

FBAシミュレーターをすぐ出せない場合

店舗仕入れの際、FBAシミュレーターを出して入力するのは面倒ですよね。

私も出先ではFBAシミュレーターは開きません。

自分がよく仕入れるカテゴリーの販売手数料さえ覚えておけばスマホの電卓で瞬時に計算できます。

販売した時の入金額は

10%の場合:予定販売金額✖️0.89-送料

8%の場合:予定販売金額✖️0.912-送料

15%の場合:予定販売金額✖️0.835-送料

で計算できます。

この計算式を出しといて何なんですが8%や15%の場合、私は8%or15%を掛けてから1.1を掛けて販売手数料を計算しています。

フリマサイトも販売手数料に消費税がかかる?

Amazon以外の販路でも販売手数料を取られているのか気になりますよね。

下記にまとめてみました。

メルカリ:10%(税込)

ラクマ:6%(税抜)→6.6%(税込)

PayPayフリマ:5%(税込)

ラクマ以外は全て税込での販売手数料でした。

PayPayフリマは税込で5%なので安いですね〜

もっと広まってほしい🙏

まとめ

・FBAシミュレーターで表示される販売手数料には別途消費税が発生する

・販売単価が高かったり販売数が多くなったりすると販売手数料にかかる消費税もバカにはできない

・計算方法は販売手数料に1.1をかけるだけ

・各フリマサイト内で、ラクマ以外は税込の販売手数料

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