この記事はこんな人におすすめです。
・在庫数を間違えて出品していた。。足りない。。
・キャンセルしたいけど低評価付けられるのが怖い
・商品を何とかして確保したいけど良い方法ないかな?
上記は私が全て経験したことです。
在庫管理にミスがあり、本来の在庫数よりも多く販売してしまったとき全身の汗が噴き出しました。
「(Amazonの)アカウントがBANになる。。終わった。。」
実際にはこの程度では垢BANにはなりません。
しかし、何度もこのような行為を繰り返すと垢BANの材料になってしまうので決して楽観しないでください。
個人的には低評価をつけられるくらいなら損切りした方がマシだと思っています(私は5,000円未満の損失で済む場合キャンセルをせずに何とか購入者へお届けしています)。
この記事ではAmazon物販歴3年の運営者が在庫が足りなかった時の対応方法について紹介しています。
在庫管理を徹底しミスを防ぐのに越したことはありません。ですが、規模が大きくなっていくに連れてミスなしに管理していくことは至難の業です。
本記事を通して、もしもの時の対応方法を知っておいてください。
出品者都合のキャンセルは極力使わない
出品者都合のキャンセル デメリットは?
出品者都合のキャンセルはほとんどの場合、実際の在庫数よりも多く販売してしまったことが原因です。
私も初心者の頃、実際の在庫数よりも多く販売してしまい全身の汗が出たことがあります。
それでも店舗に行ったり、販売価格より高い値段で仕入れたりして出荷前キャンセルをほとんど使わずにやってこれました。
在庫が無いなら、キャンセルしたらいいじゃん。何がダメなの?
Amazonセラーには「※アカウント健全性」という指標が存在していて、これが悪くなるとAmazon販売を続けられなくなる可能性があるんだ!
Amazon販売を長く続けていくなら、自分のアカウントは大切にしないといけないね!
何よりも購入者に迷惑が掛かってしまうのも問題だね。せっかく購入してくれているのに。
※アカウント健全性は簡単に言うと、出品者毎の健康状態を表すものです。
せっかく買ってくれた商品をキャンセルするのは購入者の方へ迷惑をかけてします。
もちろんこれだけでも大変なことですが、それ以外にもデメリットが存在し
・購入者から低評価を付けられる可能性がある
・出荷前キャンセル率の増加
それぞれ詳しく見ていきましょう。
購入者から低評価を付けられる可能性がある
Amazon販売を続けていくなら、低評価を絶対に貯めてはいけません。
低評価が多いとシンプルにその出品者から購入したいと思わないからです。
出品者の評価なんていちいち見るのかな?
購入者側は買う時に評価を見ている認識はあまりないだろうね!
でもこんな風に、評価数が表示される仕様になってるから嫌でも目に入るんだよ!
いくらカートを取っていても、低評価が多いと別の出品者から買おうってなるよね。。
最近はカート以外の出品者から買う方法を購入者側も認知してきてるようだし!
なるほど〜、確かに評価が低い出品者から買うのは気が引けるもんね。
そうは言っても、Amazon販売を長年やっているといつか必ず低評価が付きます(いろんなお客さんがいますからね。。)。
低評価を付けられても落ち込まず、次の販売に活かしましょう。
低評価が付いてしまった場合の対策はこちらの記事にまとめていますのでご覧ください。
【2022年完全版!】Amazon購入者から低評価を付けられたら?
出荷前キャンセル率の増加
出荷前キャンセル率が2.5%以上になるとセラーセントラルの画面上に警告マークが表示されます。
※過去7日間の出荷前キャンセル率です
出荷前キャンセル率はセラーセントラルの「パフォーマンス」→「アカウント健全性」→「出荷パフォーマンス」の順に進んで確認できます。
「警告マークが出たらすぐに垢BAN!」みたいなことにはなりません。
しかしこれが長期間続くと一時的に停止になる可能性があります。
停止になったアカウントを再開させるためには、改善計画書等の提出を求められるので十分注意しましょう。
ちなみに目標値の2.5%未満を達成するためには、出荷前キャンセル1件につき40件以上の販売が必要です(自己発送に限る)。
万が一、出荷前キャンセルが出た場合は金額の安い商品を自己発送で何件も販売して2.5%未満に近づけましょう。
対処方法
店舗に行って仕入れる
これが最も望ましい対処方法です。
後に説明する対処方法は、少なからずデメリットがあります。
その点、店舗に行って自分で仕入れた商品は全くのノーリスクです。
強いていうなら時間を少し取られるくらいのものでしょう。
もし店舗に行って商品を仕入れる場合は事前に電話で在庫を確認しておくといいです。
店舗に行ってから在庫の確認をしていてら流石に効率が悪いので。
ちなみに当日中であれば取り置きしてくれる店舗が多いです(品薄商品の場合は取り置きしてくれないケースがほとんど)。
在庫がないのに誤って販売してしまった場合は、まずは店舗での仕入れを検討してください。
Amazon出品者から直接送ってもらう
Amazonで注文して購入者へ直接送ってもらう方法もあります。
私も何度かこの方法で凌ぎました。
損失はある程度負いますが、すぐに解決するのでおすすめです。
例を挙げて説明します。
例)購入者Aさんにある商品を5,000円で販売したあとに、在庫がないことに気づいたとします。
現在、Amazon最安価格で出品している出品者Bさんより5,100円で購入。
この時、自分の住所に送ってもらうのではなく購入者Aさんへ直接送るように設定します。
お届け先を購入者Aさんの住所で入力すればOKです。
購入したら、出品者Bさんへ「納品書は同梱しないようにお願いします」と伝えます(納品書が同梱されると購入価格や異なった出品者名が表記されてしまうので)。
「注文履歴→出品者へ連絡する」の順に進めば出品者と連絡が取れます。
Amazon本体やFBAからの発送であれば、納品書は同梱されませんので連絡は不要です。
今回のように、自分の販売価格と仕入れ価格が同じくらいの価格であれば、販売手数料分のみの損失で抑えられます(送料はこちら負担ではないので)。
実際の損失額は
販売:5,000円(販売価格)✖️0.89(1ー販売手数料11%)=4,450円(Amazonからの入金額)
仕入れ:5,100円(出品者Bから購入)
4,450円ー5,100円=650円の損失で抑えることができました。
この手法のデメリットは梱包が不十分などで万が一クレームが入った場合にも、自分で責任を取る必要がある点です。
心づもりだけはしておいた方が良いでしょう。
Yahooショッピングや楽天市場から直接送ってもらう
こちらもAmazon同様、自分の住所ではなく購入者へ直接送ってもらう方法です。
ただし、Amazonで購入した商品なのに「楽天」や「Yahooショッピング」から届くと購入者が驚いてしまう可能性があります。
事前にショップへ納品書を同梱しないでほしい旨を伝えるついでに「楽天で購入したことがわからないようにできますか?」と聞いてみるのがおすすめです。
経験上、納品書は対応してくれても伝票上の出荷元は変更できないと言われることが多いです。
もし、ショップが対応してくれなかったとしても購入者へ「出荷元は〇〇ショップ楽天市場店となりますのでご注意ください」とメッセージを送っておけば問題ありません(絶対ではありませんが私はこれでトラブルになったことはありません)。
この手法も販売価格が同じであれば、送料はこちら負担ではないので販売手数料分のみの損失で抑えられますね。
正直に謝罪して、キャンセルさせてもらう
・どうしても商品を確保することができない。
・楽天やYahooショッピングでも仕入れられるけど、価格差がありすぎる。。
できることならキャンセルはしたくありませんが
このような場合は、購入者へ直接メッセージを送って真摯に謝罪しましょう。
謝罪文のフォーマットは以下を参考にしてください。
〇〇さま
この度はお買い上げ誠に有難うございます。
お買い上げいただきました当該商品につきましてご連絡いたします。
誠に恐れ入りますが、本商品の在庫を確認しましたところ、只今欠品となっておりました。
つきましては本ご注文を「キャンセル」とさせていただきます。
この度はご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございません。
何卒よろしくお願い申し上げます。
△△ショップ(ストア名)
担当:□□(名前)
私はこのメッセージを滅多に送ることはありませんが、数回利用したことがあります。
キャンセルするにしても「なるべく早く」が鉄則です。
間違っても出荷予定日ギリギリに連絡することだけはないようにしましょう。
絶対にやってはいけないこと
メルカリから仕入れて販売
メルカリなどのフリマアプリから仕入れた商品をAmazonで販売するのは絶対にやめましょう(※新品商品に限ります)。
おすすめしない理由は
法律上「一度でも一般消費者の手に渡った商品は中古品とみなされる」
からです。
つまりこれをやってしまうと規約違反どうこうの前に、法律違反になってしまいます。
バレなければ大丈夫と思っていても、真贋調査が来たら100%通りません。
一発で垢BANです。
メルカリショップスは一般消費者ではないので、法律上は問題ありませんが真贋調査を突破した事例は聞いたことがありません。
メルカリ仕入れからのAmazon販売を推奨している人もいますが、勉強不足だと思います。
フリマは比較的安く仕入れられますが、目の前の利益のために大きなリスクを背負うのはやめましょう。
無断でキャンセル
在庫がないからと言って、購入者への連絡なしにキャンセルするのは絶対にやめましょう。
理由は説明しなくてもわかるはずですが
・常識的に考えて謝罪が必要(せっかく購入してくださった方に迷惑をかけている)
・低評価を付けられる
私は以前、キャンセルをしたとき
「〇月〇日現在、ネット上では楽天市場の〇〇ショップさんが最安でご購入いただける店舗となっております。よろしければそちらの店舗でお買い求めください。この度はご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。」
とメッセージと一緒にURLをご案内したところ、逆に高評価をいただいたことがあります。
もちろんこれでも気が収まらず低評価を付けてくる人もいますが、誠意は伝わるはずです。
何より無断キャンセルは今自分にできることを怠っています。
Amazon販売で長く稼いでいくためには、購入者ファーストでできることを最大限尽くしましょう。
購入者ファーストでない人はほとんどの確率で低評価が貯まっていきます。
まとめ
・出品者都合のキャンセルは最終手段
・低評価が付くリスクと損失を被るリスクを天秤にかける
・フリマ仕入れや無断キャンセルは絶対にNG
・在庫の管理に不手際があっても、今やれることをやる